貴重な収蔵品紹介 伊東近代美術館

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9月から収蔵作品の企画展を順次開催

9月から収蔵作品の企画展を順次開催

美人画で知られる画家伊東深水(1898~1972年)の作品などを収蔵する、伊東近代美術館(諏訪市諏訪2)は9月から収蔵作品を順次紹介する企画展を計画している。今年度から受け入れ体制が充実したのを機に貴重なコレクションの魅力をさまざまな角度から発信していく。

下諏訪町出身で諏訪市の伊東酒造創業者の故伊東充さんのコレクションを収蔵展示する美術館。1972年同町に開館し、富士見町に移転後、8年前に現在の同酒造隣接地に再移転した。

収蔵品は伊東さんと親交のあった深水のほか、日本画に新しい感覚を取り入れた山口蓬春(1893~1971年)やその一門の大山忠作や梶喜一、小栗潮らの絵画、横山大観の巻物、清水多嘉示の彫刻など約300点。

今年4月から沖田泰三さん(66)=諏訪市尾玉町=が同美術館の案内や企画を務めている。これまで無人だった同館に週4日在館して受け入れ体制が充実した。

企画展は9月から蓬春とゆかりの作家、11月から深水と門下生の作品を取り上げる予定だ。

沖田さんは「蓬春は画塾を作らなかったが、若い作家たちはそれぞれ研さんし、新しい日本画壇の潮流を作った」と企画展作家の特徴を説明。「個人が集めた貴重な美術品の魅力を、切り口を変えて紹介していきたい」と話している。

館内には明治に発行された古美術研究誌の『國華(こっか)』第1巻や大正の鼓の画集など貴重な美術書が閲覧できる。また1階和室スペースを「スペース一会(いちえ)」として地域の作家に開放している。

開館時間は午前10時~午後4時。月曜休館。担当者在館日は水、金、土、日曜日。入館料800円。問い合わせは同館(電話090・8870・2110)へ。

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