中学生キャリアフェス ネットで企業巡り

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オンラインで出展企業から話を聞いた「中学生キャリアフェス」=伊那市伊那中学校

伊那市内6中学校の2年生を対象にした「中学生キャリアフェス」が12日、オンラインで開かれた。地域を知り、住民と触れ合い、将来を考えるきっかけにする狙い。3回目の今年は、市内で新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて対策を強化し、急きょウェブ開催に切り替えた。上伊那地方の企業を中心に、当初予定を30社近く下回る53社が出展。生徒約670人がインターネット上のブースを巡り、働く大人の情熱や思いに触れた。

市内の産学官と生徒でつくる実行委員会が主催。実行委の生徒12人がフェースシールドを着けて登場し、オープニングセレモニーで開幕した。オンライン開催を決めた9日からの道のりや気持ちを生配信。画面越しの仲間に向けて「全力で楽しみ、いろんな経験を培ってください」と呼び掛けた。

ブース巡りは生徒が興味のある企業を六つ選び、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて、それぞれ20分ずつつながる仕組み。伊那中学校では8教室に分かれ、2、3人ずつで1台のタブレット端末を活用し、接続した。

菓子庵石川では、職人が工場を案内し、洋菓子一つ一つにクリームを挟む手作業の大変さを伝えた。壁一面に張り出した写真には、笑みを浮かべる利用客とケーキが記録され、「みんなを笑顔にさせる仕事。忘れることのないように飾っている」と思いを語った。

菓子作りに関心がある生徒は「楽しみながらも一生懸命に仕事をしているのが伝わってきた。将来こんな大人になりたい」と話した。

フェスはコロナ禍で開催も危ぶまれたが、3月から準備を進めてきた生徒たちの熱い思いを受け、オンライン実施となった。生徒実行委員長は「中止だけは避けたかった。形は変わっても、地域やいろんな人と関わる機会をつくることができて良かった」と話していた。

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