国宝「不二山」展示 サンリツ服部美術館

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重要文化財の掛け軸などが展示されている特別企画展

重要文化財の掛け軸などが展示されている特別企画展

諏訪市のサンリツ服部美術館は、禅僧の書や絵画、茶道具などを展示し、日本に根付いた禅宗文化と茶の湯への発展をたどる「禅宗と茶の湯の美」の後期展を開いている。セイコーエプソン元社長の故服部一郎さんの没後30年特別企画として開催。重要文化財や重要美術品も含まれ、国宝の茶わん「白楽茶碗(ちゃわん)銘不二山」も特別出品している。9月4日まで。

重要文化財の「黄山谷草書杜詩跋(こうざんこくそうしょとしばつ)」は、中国・南宋時代(13世紀)の禅僧、物初大観(もつしょたいかん)の書。北宋時代の四大書家の一人、黄庭堅(こうていけん)の書に寄せた跋文(ばつぶん)(あとがき)で、その一部が軸として残っている。細身の字で丁寧に書き記されている。

臨済宗の僧、沢庵宗彭(たくあんそうほう)が書いた狂歌(きょうか)は江戸時代の作で、数珠の玉に似た「豆飴(あめ)」をもじって「南無阿弥陀仏」を「まめあめ陀佛」と詠み、「沢庵のユーモアに富んだ人柄がうかがえる」(同館)としている。

国宝の「不二山」は、江戸時代初期の陶芸家、本阿弥光悦が嫁に行く娘に与えたと伝えられる作品で、独立の展示ケースに飾ってある。

開館時間は午前9時30分~午後4時30分。入館料大人1100円、小中学生700円。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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