白樺クラフト製作所 コンテスト準グランプリ

LINEで送る
Pocket

シラカバ樹皮を使った特産品づくりに取り組む「信州白樺クラフト製作所」の渡部ゆかり代表。起業部門で準グランプリを受賞した=11日、ゆいわーく茅野

白樺高原のシラカバ樹皮を使った特産品づくりを進める北佐久郡立科町の「信州白樺クラフト製作所」が、県を元気にする事業やアイデアを競う「信州ベンチャーコンテスト」の起業部門で準グランプリを受けた。間伐、植樹、利用のサイクルを回して観光資源でもあるシラカバ林を元気にするとともに、手仕事と立科発の特産品を創出する取り組み。渡部ゆかり代表=同町=は受賞を喜び、「県木・シラカバの可能性をさらに引き出すことに挑戦したい」と意欲を新たにしている。

県や県内の大学、八十二銀行などでつくる実行委員会の主催。起業部門には13団体が応募し、1次審査を通過した5団体が7日、長野市でのプレゼンテーションに臨んだ。

渡部代表は、高原のシラカバ林について「木が密集して1本1本が細く、元気に育っていない」と報告し、手を入れて健全な姿にする必要性を強調した。利活用の面で光が当たっていないものの、樹皮は「保存性が極めて高い」と説明。テープ状に加工した樹皮で編んだかごなどを持ち込み、温かみのある飴色の製品と滑らかな触感を伝えた。

製作所は3月に設立。現在は立科町、茅野市、佐久市の8人でブローチやコースターといった小物を作り、女神湖畔の事務所や茅野市のテラス蓼科などで販売する。幹の部分を活用した木製カップ「ククサ」作りも始動。魅力を広める活動にも力を入れ、白樺湖で開く野外イベント「湖畔の時間」では21日にワークショップを行う。

県や町、樹皮細工作家の小林卓さん=東京=ら多くの協力、応援に感謝。茅野市の市民活動センター「ゆいわーく茅野」の講座が「立ち上げの力になった」として、同センターにも受賞報告をした。

県内の企業や団体、行政とのさらなる「協働」を望む渡部代表。「白樺高原は材の供給地にもなり得る。シラカバの効能や特性を生かした利活用や、関わる人や住む人が誇りに思える取り組みが広がれば」と願っている。

おすすめ情報

PAGE TOP