伊那市誌編さん室を開設 取り組み本格化へ

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伊那市史の編さんに向けて開設された市誌編さん室

伊那市教育委員会は、合併後の新市を中心とした「伊那市誌」の編さんに向けて、市誌編さん室を同市美篶の旧美篶子育て支援センターに開設した。職員2人が常駐するとともに、今月中にも有識者で組織する市誌編さん委員会の初会合を開催。今後の進め方などを確認し、本格的な取り組みを始める方針だ。

合併前の旧3市町村時代に刊行された伊那市史、高遠町誌、長谷村誌以降の事柄を中心にまとめる考え。既に合併から10年以上が経過、刊行されてから40年がたっている史誌もあることから、近年の調査研究の成果を補いながら、新市誕生の経緯や、新市の営みや動き、今日までの発展を記録として残す。デジタル技術を使い保存、活用できるようにする考えもある。

市誌編さん室は当初、旧伊那消防署を改修しリニューアルオープンした「産業と若者が息づく拠点施設」に設置する計画だったが、同センターに設置する計画に変更され、今年度当初予算に改修費を計上。8月から改修工事が進められ、照明機器やトイレの改修、空調設備の設置、遊具の撤去などが行われた。

事務室のほか、収集した資料などを保管する書庫2カ所が整備され、専用の電話(0265・98・0630)とファクス(0265・98・0640)も設けた。

市は市誌の編さんに向け、昨年9月に市誌編さん委員会を設置する条例を制定。同委員会では編さん計画など基本的事項について協議し、具体的な作業に取り掛かっていく考え。分野ごと部会を設けることなども検討する。

市教委は「伊那市の変遷を顧み、市民の郷土に対する関心と愛情を深め、将来の伊那市の発展に資する市誌を編さんする」と説明。「旧3市町村の史誌を補完しつつ、産業や自然、歴史、文化など各分野における最新の研究成果を取り入れていきたい。現代編的な内容になってくるのではないか」としている。

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