諏訪湖の自動観測装置更新 支援目標額を達成

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諏訪湖の自動観測装置の更新でクラウドファンディングを活用する宮原教授。目標額に達し、笑顔を浮かべる

信州大学理学部(松本市)が実施している学術研究に特化したクラウドファンディング(CF)で、諏訪湖の自動観測装置の更新費用への支援を求めていた同学部付属湖沼高地教育研究センター諏訪臨湖実験所(諏訪市)の宮原裕一教授のプロジェクトが目標額の100万円を超えた。目標達成を受け、宮原教授は「皆さんの協力に感謝。諏訪湖への関心の高さも感じた」と喜んだ。プロジェクトへの寄付は引き続き、12月10日まで受け付ける。

支援を募ったのは、現在、諏訪地域をはじめとする企業、諏訪湖漁業協同組合、諏訪市と共同で進めている諏訪湖の水質観測と測定データのリアルタイム発信プロジェクトで活用している装置の更新費用。同プロジェクトでは現在、水温、水に溶けた酸素量「溶存酸素量」、濁り具合「濁度」を測る各種センサーや電源、太陽光発電パネルなどを搭載した浮体装置を湖の中心部(湖心部)に浮かべているが、老朽化によって観測、発信が続けられなくなる心配があった。

機器の更新により、現状の観測、データ発信の体制を維持でき、さらに更新に合わせ、湖心部の水面で湖水の色の変化などを確認できるカメラの設置など新たな機能の追加の可能性が広がる。今月下旬にはプロジェクトに参加する関係企業などが集まり、今後の方針を話し合う予定。宮原教授は「CFは初めてのことなので不安はあったが、達成できて良かった。より多くの支援が集まれば、例えば風力など新たなセンサーの取り付けなども検討できる。引き続き協力をお願いしたい」と話した。

信州大理学部のCFはこのほかに物理学や化学に関連したプロジェクトがあり、いずれも支援募集中。活用しているのは学術系CFの「アカデミスト」。問い合わせは同学部総務グループ(電話0263・37・2435)へ。

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