2020年11月18日付

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思い思いの着眼で制作された絵画や立体作品が並んだ会場。カラフルな作品が多いけれど、さりげなくマスクが描かれていたり、憂鬱な日々から一歩を踏み出そうと人物の表情を明るめにしたりと、コロナ禍の影響が垣間見えた▼15日まで茅野市で開かれた諏訪地域の美術系クラブの合同展「諏訪高校美術展」。担当教諭によると、臨時休校期間が長かった今年は部活動が始まらず、ようやく夏頃から部員同士、顔が覚えられたという。部員たちも「思うような活動ができなかった」と振り返りながらも節目の10回目の展覧会が開けたことに安堵していた▼アニメ風や動物などを題材にした作品も見られた。聞けば、脈々と受け継がれている作風が存在する美術部もあるらしい。日常は変化しても気持ちはいつもと変わらずに作品に向き合う感じが伝わり、好ましかった▼今夏、中止になった県高校総体の代替大会が行われなかったハンドボールの合同練習会を取材した。「練習が全然できなかったけど、いろんな人のおかげで試合ができる」。3年生の言葉が印象に残っている。貴重な機会に全力でプレーし、仲間との時間を楽しんでいた▼文化系も運動系も普段と全く異なる中で部活動をしてきたと推測する。ピンチをチャンスに-とはなかなか言えないけれど、いつもと違う環境で続けられた活動は感謝の気持ちと共に今後も心に残るのかもしれない。

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