21年産米の生産数量目安値 上伊那も大幅削減

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県上伊那地域振興局や上伊那8市町村、JA上伊那などでつくる県農業再生協議会上伊那地方部は17日、伊那市狐島のJA上伊那本所で総会を開き、2021年産米(主食用米)の生産数量目安値を示した。新型コロナウイルスの影響を考慮し、国が決めた米適正生産量の減少に伴い、上伊那各市町村(農業再生協議会)の目安値も前年対比一律97.9%(2.1ポイント減)と大幅な削減になる見通しだ。

農林水産省は10月に開いた食料・農業・農村政策審議会食糧部会で、主食用米の適正生産量を国全体で679万トンに設定。その後、今月上旬に示した新たな指針でも693万トンと「史上初めて国全体で700万トンを切る数字が出された」(同地方部長の佐藤公俊・上伊那地域振興局長)。

主食用米は、コロナ禍で家庭内消費は一定量あるものの「外食需要は大きく減少」(県農業再生協議会)し、来年6月末時点の民間在庫量は、国の適正水準とされる200万トンを大きく上回る209~215万トンを見込む状況になっているという。

この日の会議には関係者約45人が出席。米の生産数量を決める県内の地域間調整については、出席者が「上伊那は米が生産の主力で米を作りたい。だが、今期は第1回の地域間調整で上伊那が手を挙げなかったために、飯田下伊那と諏訪分が余した調整数値を他地域に取られた。来期は初回から必ず手を挙げて作付面積を確保してほしい」と要望した。これに対し、JA上伊那の担当者は「内部で検討した上で、積極的に進めたい」と答えた。

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