国道20号諏訪バイパス 都市計画原案説明会

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県諏訪建設事務所は、国土交通省が整備を目指す国道20号諏訪バイパス未着手区間(諏訪市四賀―下諏訪町東町、10.3キロ)の環境影響評価(アセス)の準備書と都市計画の案について、「来年のできるだけ早い時期」に示す方針を示した。16日夜に下諏訪町の下諏訪総合文化センターで始まった都市計画原案の説明会で明らかにした。

国道20号バイパスは、茅野市の「坂室バイパス」(3.7キロ)と諏訪市―下諏訪町の「諏訪バイパス」(約14キロ)、同町―岡谷市の「下諏訪岡谷バイパス」(5.4キロ)を整備する計画。1972年に県が都市計画決定したが、このうち諏訪バイパスの10.3キロが未着手となっている。

事業化に向けては環境アセスと都市計画の事務手続きを県が担当している。都市計画原案は、今年9月に国交省が発表した諏訪バイパスのルート・構造原案に基づいて作成した。山裾を縫うように配置されていた都市計画決定ルートを変更し、4車線の道路幅員に合わせて都市計画決定幅を20メートルに設定するもの。

説明会は諏訪市と下諏訪町で計6回開く予定で、初日の16日は約60人が出席した。A4判32ページの資料が全員に配布され、諏訪建設事務所が諏訪バイパスの必要性や都市計画決定に伴う建築制限、都市計画道路の変更案と今後の手続きを説明。続いて、下諏訪町が用途地域の変更案について解説した。

質疑応答では、諏訪バイパスの早期着工と完成を求める意見が出た一方、下諏訪町の慈雲寺近くの共同墓地を貫く計画の影響や補償の在り方を問う質問があった。県は「国の具体的な計画が固まっていない」とし、国の詳細設計などを経て協議が行われる見通しを示した。

県は景観や地下水など環境アセスの調査に触れ、ルート・構造原案は「現時点ではこれが最適」と語った。諏訪バイパスの整備に伴って付け替える県道や市道、町道の費用負担に関しては「国道の中でやるのが基本。できる限り国の負担で進めてもらうよう調整していく」と述べた。

会場からは、諏訪バイパスなど代替機能の整備ができれば撤去する方針が示された上川通勤バイパス(諏訪市―茅野市)の存続を求める意見や、情報開示の徹底、諏訪大社への影響の回避を訴える発言もあった。

諏訪建設事務所の清水孝二所長は「地域の皆さんの意見を踏まえながら早期に諏訪バイパスを完成させ、整備効果が得られるように国や町、市と協力して進めていきたい」とあいさつ。地元の青木悟町長は「皆さんの意見を頂戴して、より良い計画にしていく」と話していた。

次回は18日午後7時から諏訪市文化センターで開く。

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