製造業者の受注支援 富士見町がサイト開設へ

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富士見町は、町内製造業の技術力をインターネットを通して広く紹介し、受注獲得を支援するサイト「オンライン展示会」を立ち上げる。新型コロナウイルスの感染拡大で受注が減少し、対面での商談機会を得ることもできずに苦慮する中小企業への初の経済支援策。事業規模は小さいながらも高い技術力で業界特化する町内企業の底力を「富士見ブランド」として、国内外にアピールする第一歩にしたい考えだ。25日まで参加希望企業を募集している。

町内の製造業は約700社で、ほとんどが従業員20人以下の小規模事業者。機械部品、プレス、金型など加工を手掛ける社が多い。

新型コロナを機に、ふじみ産業振興センターが町内製造業70社を対象に調査(回答率約34%)したところ、約8割の会社が20~80%受注が減り、影響が深刻なことが分かった。また、新たな販路の開拓が必要ながら従来のように見本市や企業訪問での売り込みができず、多くの企業が先行き不安を抱えている。

近年、製造業界でもインターネットを使った取引が増えているが、小規模事業者にとって情報発信は苦手。市場が大きすぎて個々の発信力では太刀打ちできない実情もある。そこで各社の情報を集約して 町ぐるみで売り込む作戦を採った。町産業課は「オンライン取引に慣れる練習舞台にもしてもらえたら」とする。

サイト上では「SEIMITSU(精密)」を掲げてブランドを印象付け、各社の得意技術とこだわりを個別に紹介。経営者や現場担当者のコメントを交えて温かみも重視する。求める技術を持った町内企業を紹介するマッチングや、企業用地の物件紹介も併せて行い、町内への進出誘致も狙う。サイトの構築は町内のIT業者でつくる町IT推進協会に委託し、IT関連業者の事業支援にもつなげる意向。来春の開設を目指す。

サイト参加の応募は町の産業課窓口、ホームページで。問い合わせは同課(電話0266・62・9342)へ。

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