戦前の武井作品初公開 あすからイルフ童画館

LINEで送る
Pocket

武井武雄が戦前に描いた作品が並ぶ「新コレクション展」=岡谷のイルフ童画館

岡谷市中央町のイルフ童画館は19日から、同市出身の童画家武井武雄(1894~1983年)の作品を中心とした「新コレクション展」を同館で開く。2019、20年度に個人や出版社から寄贈、寄託された作品の一部を展示。武井が戦前に手掛けた貴重な作品をはじめ、初公開の絵雑誌原画やタブロー画、交流のあった童画家の作品など、新コレクションの中から厳選した作品を並べる。来年1月19日まで。

同館は1998年の創設以来、武井武雄を中心とした多くの作家の作品や資料を収集。館の活動に理解を示す人からの寄贈や寄託を受け、開館当時約300点だった収蔵品数は現在6000点余に上る。19、20年度には武井をはじめ8人の童画家やイラストレーターの作品など約700点もの寄贈、寄託があったといい、新たな作品を紹介する展示を企画した。

絵雑誌原画やタブロー画、版画など会場に展示した武井の作品69点のうち47点は初公開の作品。同館によると戦前の作品は「東京の空襲で大半が焼けてしまった」という。新コレクションには武井が戦前に使用していた「ラムラム王」を示すサイン「RRR」が記された詳細不明の原画も含まれている。

同館は「武井は戦前のものが少ない。未確定なところもあり、これから研究が必要。新たな発見につながるかも」と期待する。このほか会場には武井の手掛けた掛け軸や直筆の手紙なども展示。武井と共に日本童画家協会の第2次立ち上げに携わった童画家の林義雄、鈴木寿雄、黒崎義介ら7人の作品も並ぶ。

開館時間は午前10時~午後5時。水曜日と12月29日~来年1月3日は休館。入館料は一般510円、中高生310円、小学生160円。問い合わせは同館(電話0266・24・3319)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP