元気づくり支援金事業 富士見町若宮区が大賞

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風月庵の前で県諏訪地域振興局の小山局長(左)から「地域発元気づくり大賞」の贈呈を受ける富士見町若宮区の関係者

県は、「地域発元気づくり支援金」を活用して県内で昨年度実施された517事業のうち、魅力ある地域づくりに特に貢献したとして、富士見町若宮区の「区民交流の場再生事業」に18日、「地域発元気づくり大賞」を贈呈した。同大賞を受賞したのは県内の3団体。同区は、区内にあるお堂「風月庵」のかやぶき屋根のふき替えや内部改修などを住民総参加で行い、子どもから高齢者までが集う交流拠点に再生した。

風月庵は350年以上前の江戸時代に建立されたと伝わる。かやぶき屋根の傷みが進んだことから、地域のシンボルでもある建物を保存しようと29年ぶりの全面ふき替えと内外部の改修を計画。同支援金を昨年度まで3年間受けて取り組んだ。区民の協働作業でカヤを調達。ふき替えと内部改修工事は専門家に依頼したが、内部の壁塗りや障子の張り替えなどには子どもやお年寄りも参加。物置として荒れ果てていた20畳ほどの部屋も木のぬくもりがある交流スペースに生まれ変わった。

各年代による利用検討委員会も設け、子どもたちの行事や中学生の無料塾、各種団体の会合に利用されているほか、お年寄りが風月庵で念仏を唱える伝統も続いている。

同大賞は、県内10カ所の県地域振興局ごとに知事表彰を選考し、その中から決定。若宮区の事業は、風月庵を協働で再生することにより、郷土愛の醸成や多世代交流の促進が期待される点が評価された。18日は風月庵で県諏訪地域振興局の小山靖局長が同区関係者に同大賞を贈呈。風月庵改修委員会の名取徹委員長は「皆さんのおかげで事業が立派にできた。区民一同、風月庵を利用し大切に守っていきたい」と述べた。

諏訪地域の団体が同大賞を受賞するのは2008年度以来2例目という。県表彰ではこのほか、アートで共生社会づくりを目指す会(下諏訪町)の「アートによる共生社会づくり事業」が県諏訪地域振興局長表彰に選ばれた。

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