「やまほいく」認定園 県が助成検討

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県は、信州型自然保育「信州やまほいく」認定制度で認定を受けた認可外保育施設の「森のようちえん」に対する独自の補助制度創設を検討している。認可外の森のようちえんは制度1年目の昨年度、「特化型」に6園認定されるなど「信州やまほいく」のけん引役だが、公的助成が手薄で運営基盤は脆弱。財政支援で、県も認める「質の高い自然保育」を安定的に提供できる環境を整える考えだ。

県によると、私立園への昨年度の公費助成は園児1人当たり、私立幼稚園19万3000円、私立保育園16万5000円で、市町村が認可外保育施設児童処遇向上事業の対象と認めた認可外保育施設は平均10万6000円。

一方、森のようちえんは同事業の施設要件や保育時間の基準を満たさないと判断されるケースが多く、認定6園と、認定申請中の3園の計9園のうち5園には公的助成が一切ない。補助を受ける4園も、保育園に準じた認可外施設の約半額の平均5万5000円で、認定6園の保育者の平均年収は県内幼稚園教諭の6割にとどまるなど「自然保育という新たなスタイルゆえに公的支援が届いていない」(県)状況にある。

森のようちえん全国ネットワークの運営委員長で「野あそび保育みっけ」(飯田市)の内田幸一園長は「森のようちえんは基本的に親の財政負担100%。厳しい財政状況の中で運営している」とする。

昨年度、鳥取県が森のようちえんの認証制度とともに補助を始めたが、県は市町村と連携した持続的な財政支援の枠組みを検討しており、内田園長は「森のようちえんが最も多く、自然保育で全国のリーダーシップを取っている長野県なら他県でも導入できる制度をつくれる。認定の次のステップ(財政支援)に進んでほしい」と期待している。

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