全国アビリンピック 小松さんが銀賞獲得

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全国アビリンピックで銀賞を獲得した小松さん

茅野市米沢の会社員、小松智和さん(47)が、14日に愛知県で開かれた第40回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)のデータベース種目で銀賞を獲得した。20代でのサーフィン事故で重度の障がいを負いながらも情報処理のスキルを身に付け、初めての舞台で好成績を挙げた。「情報処理の技術をさらに高めたい」。受賞を励みに気持ちを新たにしている。

小松さんは26歳の時、研修先のオーストラリアでの余暇中にサーフィンでバランスを崩して体を打ち、首の骨を折り神経を損傷。日本国内の複数の医療機関での入院は4年ほどに及び、リハビリのほか、社会的自立へ職業訓練に取り組んだ。30代半ばで帰郷、2012年には障がい者雇用を進める民間企業「ジョブサポートパワー」(東京都立川市)に入社し、茅野市の自宅で在宅勤務している。

アビリンピックは職場などで培った技能を競う大会で、社内の呼び掛けに応じて参加した。長野県ではデータベース種目の大会が実施されないため、2月に会社所在地の東京大会に出て金賞に輝き、都代表になった。

種目では課題として出された仕様のデータベースシステムをソフトを使って3時間で構築する。事前の練習では5日かかったため、効率性を工夫。誤操作をした場合に外部の人に助言を求めずに自分で解決できるようメッセージが案内されるなど使いやすさにも配慮した。

銀賞という結果に「金賞を目指していた。何かが足りなかった」と満足はしていない。だが、「技術の高い人が集まっていて、成長する機会になった」と刺激を受けた。けがで車いす生活にはなったが、身に付けたかった専門性の高い分野で技術を磨いてきた。「つらいことがあっても続けられる仕事。賞が取れてこの職種を続けるための大きな力になった」。

今は「データベーススペシャリスト」の国家資格取得の目標に向かって「勉強を続けたい」と話している。

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