「不公平」声受け商品券追加発行 伊那市

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伊那市は、新型コロナウイルスの影響に対する経済対策の一環で発行したプレミアム付き商品券(いな・ほっと券)を追加発行する方針を決めた。前回の抽選で落選した1万1422人が対象で、「不公平」との声が寄せられたことを受けて決定した。27日開会の市議会12月定例会に追加発行分の費用を盛った2020年度一般会計補正予算案を提出する。

プレミアム商品券は、新型コロナの影響で落ち込んだ市内経済の回復と市民の家計を支援する狙いで、飲食店や宿泊業者など業種限定で発行した「プレミアム応援券」に続く第2弾として発行した。1万5000円分を1万円で販売し、プレミアム率は50%。発行総数は6万7000セットで、市民1人10セットまで購入できた。

これに対し、2万498人から15万1113セットの購入申し込みがあり、抽選で9076人が当選。競争率は2・26倍となった。市は公平を期すため、申し込み多数となった場合は抽選になると説明していたが、1人10セットまで購入可能としたことなどをめぐり、「市が行う事業であり、公平に生き渡るようにすべき」といった声が寄せられたという。

市としては「地域経済の下支えが目的であり、ある程度まとまった金額で幅広い業種に使ってもらいたいという思いがあった」(商工振興課)としているが、「不公平」との意見も受け止め、追加発行を決めた。

前回の抽選で外れた人全員に申し込みの購入希望数に応じて引換券を送り、購入できるようにする。商品券の内容に変更はないが、今回は5セットを上限とする。追加発行数は約4万9000セット、額面総額は約7億4000万円を見込む。

市は早急に対応するため、27日の市議会初日に補正予算案の即決を受け、今月中に引換券を発送。12月3~13日に販売する予定だ。商品券の利用期間は変わらず、来年2月28日まで。

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