拉致問題「解決信じる」 箕輪で蓮池さん講演

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実体験を踏まえながら拉致問題について語る蓮池薫さん

箕輪町教育委員会、町人権尊重のまちづくり審議会は22日、北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんの講演会「夢と絆」を町文化センターで開いた。今年度の「人権尊重のまちづくり講演会inみのわ」(長野日報社など後援)に位置づけた。約220人が参加し、蓮池さんの体験を通じて拉致問題の実態を学んだ。

蓮池さんは、1957年新潟県柏崎市生まれ。中央大学在学中の78年に拉致され、24年間北朝鮮での生活を余儀なくされた。2002年に帰国後、1年間の市役所勤務を経て、働きながら同大に復学。現在は、新潟産業大学経済学部准教授を務めている。

講演では拉致問題が解決されない理由の一つとし、拉致問題が核やミサイル問題の解決とセットになっている現状を説明。非核化は米朝間でも協議されているが解決に時間が掛かる状況といい、拉致被害者親世代が2人となる中で「日本政府には思い切った方策を期待する」というのが被害関係者の思いとした。

拉致については「若者たちから夢を奪った。そして家族との絆を断ち切った。今もなお北朝鮮に残されている人たちは毎日もどかしい、つらい思いをして暮らしている」と強調。被害者を取り戻すために、「日本政府とわれわれ、国民の皆さんが一緒になって動けば必ず解決すると信じている」と協力を呼び掛けた。

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