「ゼロポイント」特定10周年 辰野の大城山

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バルーンを揚げてゼロポイント10周年を祝う(右から)小野さん、栗林さん、一ノ瀬さん

辰野町の大城山にある、国の地理的中心を示す「日本中心のゼロポイント」が25日、2010年11月25日の特定から10周年を迎えた。中心点を探し当てた関係者が現地で記念行事を開いて節目を祝い、さらなるPRと地域活性化へ思いを新たにした。

集まったのは、住民有志でつくる記念行事実行委員会の栗林良裕さん(73)=下辰野=、小野廣夫さん(69)=小野=、一ノ瀬敏樹さん(60)=新町=。3人は10年前、町職員や消防署員などの立場を超え、地域おこしの熱意を共有し、携帯型GPS(衛星測位システム)を持って大城山へ入り、粘り強い踏査の末に北緯36度・東経138度が00分00秒で交わるゼロポイントを発見した。

以後は、栗林さんが会長を務める「日本中心のゼロポイントを護る会」が月数回の保全活動を実施。石造りの標柱をはじめ、急傾斜の中心点に立つための木製デッキや遊歩道を設けたほか、案内看板も立てるなど全国から人を呼び込む環境を整えてきた。

記念行事では、「3、2、1、ゼロポイント」の掛け声とともに「発見10周年」の懸垂幕を付けたバルーンを頭上へ。当時の苦労を振り返りつつ、喜びを分かち合った。近く改めてバルーンを揚げ、ドローンを使って空から記念動画を撮影する予定だ。

栗林さんは「中学生時代に地図で見た、緯線経線が交差するゼロポイントを見つけたときの感動は忘れられない。今後も仲間と協力し、全国の皆さんが安全に訪れることができる環境整備を続けたい」と話していた。

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