すずらん灯「更新」計画 富士見駅周辺

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照明部分の更新を目指す駅前商店街の「すずらん灯」

JR富士見駅周辺の商店主ら住民有志と富士見区、町商工会は、老朽化した街路灯(通称・すずらん灯)の更新に向けて動き出した。地元ではここ数年、更新か撤去かを巡って意見が割れていたが、「町の玄関口の明るさを衰退させてはいけない」とする民意をまとめて区と商工会が協力。現存54基のうち29基について照明部分のみを一新し、LED化する計画で町の支援も求める方針を固めた。年内にも要望書を町へ提出する。

駅前の街路灯は1984~85年に地元商店主らが町、県の補助を受けて設置。維持管理費、電気代など各店舗、住民が自己負担し、町なかを照らしてきたが、35年を経て劣化が進み、断線による故障や廃業で灯を落とした箇所もある。近年は笠が落下する事故も起き、来年からは水銀灯が入手できなくなることから安全面、管理面での課題が差し迫っている。

地元では街路灯の機能を維持するか、住宅地に一般的な防犯灯に切り替えるか―の議論を重ね、約半数の所有者が街路灯を維持する意向でまとまった。

計画で示した更新費用総額は10年間のリース契約で約613万円。10年経過後は地元に無償提供される。費用のうち150万円は店主、住民が負担する考え。

今月24日には地元関係者と町産業課職員が意見を交わし、町の理解を求めた。店主たちは「街路灯を所有する店主はもちろん、一般世帯の人たちも町の玄関口の明かりを守る責任を感じている」と話し、地元の織田昭雄町議も「新たな出店が相次ぐ駅前の活力を維持するために支援を」と後押し。生沼庸夫富士見区長は「街路灯の維持は区民の願いでもある。地域の明かりを守るために区も電気代負担を検討中」と述べた。

町産業課の植松聖久課長は「駅前の街路灯の重要性は深く理解している。知恵を出し合い、実現へ踏み出せたら」とした。

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