上伊那のコロナ禍を産学官で支援 拠点設置へ

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「上伊那ワンストップハブ」の設置を目指して情報共有した全体会議の初会合

コロナ禍による経済打撃に対応していくための産官学による支援拠点「上伊那ワンストップハブ」の設置準備が、来年度の運用開始を目指して動き出した。上伊那地方の行政機関や専門家、支援機関などが一体となって社会生活や経済活動における課題を解決するための仕組みで、運用に向けた全体会議の初会合が27日、伊那市のいなっせ内にある上伊那広域連合会議室で開かれた。行政や関係団体などから約30人が参加し、現状や課題を共有した。

10月に行われた上伊那8市町村長と経営者の懇談会で経営者側から設置が提案された。構想によると、伊那技術形成センター(同市西箕輪)内に拠点を置く予定で、年明けから試行が可能か検討を進める。

対応の即時性が求められる課題としてコロナ禍で苦境に立たされている中小企業や事業者の支援が視野にあり、まずは▽雇用の確保と雇用を守る対応策▽事業継続のための資金確保▽IT(情報通信技術)を使ったビジネス展開―に絞り、相談窓口を一本化。団体や組織が一体となったワンストップの支援を目指す。

さらに、継続的に運営・運用していくことで上伊那地域の産官学がチームとして力を蓄え、地域経済の発展や人材育成にもつながる拠点として機能させたい考え。趣旨説明した発起人の向山孝一KOA会長は「コロナの感染拡大は簡単には収束しないと思う。上伊那のそれぞれのプロの皆さん、組織の皆さんが力を合わせ、就労者の雇用と産業を守り抜く仕組みをつくれば、上伊那のあしたをつくっていける」と述べた。

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