希望の光を 土橋さん動画あすから一般公開

4K映像「ダイヤモンドダスト 厳冬の霧ケ峰高原」で観ることができるサンピラー(太陽柱)
小型無人機(ドローン)などで撮影した高解像度の自然景観を動画投稿サイト(ユーチューブ)に配信している茅野市在住の映像クリエイター土橋新一さんが、厳冬期の霧ケ峰高原(諏訪市)で2019年2月に撮影した4K映像「ダイヤモンドダスト 厳冬の霧ケ峰高原」を12月1日から一般公開する。「コロナ禍の世界に自然映像で『希望の光』を届けたい」としている。
土橋さんは、2003年から地域の自然をテーマに映像制作を始め、「Yatsugatake21_4K_Japan」のアカウント名でユーチューブに投稿している。19年には、四季折々の美しい自然景観を4Kの高解像度で表現した作品「八ケ岳の四季」で、第1回ドローン空撮コンテスト「VIVA Drone Award」で最高賞を受賞した。
公開する映像は10分26秒に編集した「クリスマスバージョン」。無数のダイヤモンドダストが日の出とともに金色に輝き、霧氷のカラマツ林の前でサンピラー(太陽柱)となっている貴重な映像や、刻々と変わる色の移り変わりが楽しめる。ダイヤモンドダストが北海道以外で好条件で撮影できる場所は「本州では霧ケ峰くらい」という。
映像公開は、登録者の「コロナで不安になっている世界中の人に美しい映像を見せて、心穏やか優しい気持ちにして、皆に希望の光が見えるようにして」という言葉に後押しされた。登録者は5月から急増し、年内にも5万人に到達する見込みという。土橋さんは「自然映像にこれほどの反響があるとは思わなかった。(映像公開で)希望の光を届けることができれば」と話している。
映像はすでに「限定公開」されている。アドレスは(https://youtu.be/Iqc0uAXgh0E)。