諏訪地方でアシテジ世界大会 実行委が会見

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アシテジ世界大会の概要を発表する芸術監督の下山さん(左)と実行委メンバー

子どものための舞台芸術の国際イベント「第20回アシテジ世界大会/国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル」を来年3月に都内と諏訪地域で開催する実行委員会が7日、諏訪市役所で記者会見を開き、企画内容を発表した。諏訪地域では海外招待6作品と国内招待3作品、自由参加作品30作品が上演される予定で、国内外のアーティストら1000人が訪れる見込み。来年2月からチケットの販売を開始したい考えだ。

アシテジは1965年にパリで設立された児童・青少年演劇のための国際組織で、日本を含む100カ国以上が加盟。3年に1度、世界大会(総会)とフェスティバルを同時開催し、世界各国の優れた舞台作品を上演する。

日本大会は初めてで、アジアでの開催は2002年のソウル大会以来18年ぶり。今年5月に東京で開く予定だったが新型コロナウイルスの影響で延期された。再会を望む各国理事の声を受け、分散開催を模索した芸術監督の下山久さんが3月、東京に近い諏訪地域にある茅野市民館(茅野市)でディレクターを務める辻野隆之さんに相談し、「やりましょう」と快諾を得た。

諏訪地域は3月25~31日に茅野市民館と下諏訪総合文化センター(下諏訪町)、諏訪市文化センター(諏訪市)、県男女共同参画センター(岡谷市)で行う。舞台作品はアイスランド、カナダ、ボツワナ、日本、カンボジア、中国などの演劇、ダンス、人形劇、パントマイムなどで、乳幼児のための舞台「ベビードラマ」や、小作品を楽しむサブステージもある。来日できない場合は映像を上映し、オンラインで演者たちと「アフタートーク」を繰り広げる。

現時点で都内と諏訪に13~15カ国のアーティストが集う予定だ。来日する関係者は自国でPCR検査を受け、来日後はホテルに2週間待機する。国内組も全員がPCR検査を受ける。各会場では検温や消毒、 座席の間隔確保といった対策を講じる。

総会は対面式とオンラインを組み合わせて開催するという。時差を考慮して4回に分けて行い、このうち1回を諏訪で実施する計画だ。

芸術監督の下山さん(73)は「子どもたちの文化、コロナ後の在り方を世界中に発信したい」と語り、1000団体を目標に子どもの文化を考える団体を日本中に増やす構想を発表した。辻野さん(65)は「小さい時から文化の違いや多様性に触れ、寄り添うことが人間形成には重要。それを感じることができる貴重な機会になる」と話した。

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