茅野の「夢の会」 エコキャップ運動終了

LINEで送る
Pocket

エコキャップ運動を終了しても小池代表(右)の元にはペットボトルのキャップが届く。8日には茅野市東部中学校から持ち込まれたが、事情を説明して持ち帰ってもらった

茅野市の団体「ボランティア夢の会」は、ペットボトルのキャップを回収してリサイクルで発生した収益金の一部を世界の子どものワクチン代に寄付する「エコキャップ運動」を10月で終了した。13年間続けてきたが、ふたのリサイクル品の需要低迷などで業者の買い取りが難しく、継続できなくなったという。

関東地方でエコキャップ運動に関わっていた同市出身の男性との縁で、2007年から開始。諏訪地域を活動範囲にしてきたが、人のネットワークで飯山市や松本市、伊那市など県内各地に広がり、小池義一代表が中心となって回収にも出向いた。長野日報販売(諏訪市)や信州豊南短大(辰野町)の協力を得ながら集め、収益の一部を認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(東京)に寄付してきた。

夢の会は10年来連携している山梨県内のリサイクル業者にキャップを回収してもらい、取引先の商社が買い取ってきた。だが、経済活動に大きな影響を及ぼしているコロナ禍もあり、山梨県内の業者から「キャップ粉砕品の販売が止まり、これ以上購入できない│と商社が伝えてきた。ボランティアもほぼ限界です」との連絡を10月に受け、やむなく活動終了を決めた。

これまでに同会にキャップを寄せたのは学校や企業、社会福祉協議会、病院など400~500団体。約250トンが集まり、寄付額は250万円以上になるという。開発途上国に送られたのはポリオワクチンに換算すると、約12万5000人分に上る。

小池代表は「海洋プラスチックの問題が叫ばれている今こそ大事な活動かもしれないが、協力したい気持ちはあっても業者は経費負担が大きくて続けるのは難しい。終了するのは残念だが、仕方がない」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP