コロナ退散願い「ことえぶし」 諏訪市博物館

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新型コロナウイルス退散を願い、もみ殻やトウガラシ、サイカチのさやを燃やした年中行事「ことえぶし」

諏訪市博物館は8日、もみ殻やトウガラシなどをいぶす「ことえぶし」を同館前で行った。諏訪地方に古くから伝わる習わしで、「御事八日」などと呼ばれる12月8日と2月8日に行う。疫病神や厄神、風邪の神をはらう意味があるが、今では農村部などを残してほとんど見られなくなったという。同館は「新型コロナウイルスが退散してくれれば」との思いを込めて煙を上げた。

今年度、諏訪市の年中行事の記録集を作っている同館友の会の会員ら7人ほどで行った。もみ殻と乾燥したトウガラシ、マメ科の落葉高木のサイカチのさやを集めて、火を付けた。いずれも近所からもらったり、会員が育てたりしたもので、「トウガラシなのか煙がピリッとするね」と話しながら、炎を見つめた。

習わしでは、各家庭で朝早く玄関前などに置いて疫病神などを追い払うという。友の会の秋山英明会長(89)は「幼い頃に何度か見せてもらったことがある。コロナが退散してくれればいいなとみんなで祈りました」と話していた。

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