工業メッセ実行委 特設サイト1月まで延長

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県内最大の工業見本市「諏訪圏工業メッセ」の実行委員会(岩波寿亮委員長)は8日、第5回会議を諏訪市湖岸通りのホテル紅やで開き、特設サイトの開設期間を当初の今月15日までから来年1月21日まで延長すると決めた。商談を目的に同サイトにアクセスし、自らの連絡先などを登録して閲覧する「来場者」はこれまでに100人強と当初見込みを大幅に下回っている。延長で出展企業の受発注の機会を増やしたい考え。

会議での報告によると、12月1~4日のアクセス数は約1000人。「来場者」の登録をして閲覧し、具体的なビジネス案件として交渉が進んでいるのは十数件ほどと低迷しており、小坂和夫推進本部長は「当初は『来場者』数で現状の10倍の登録があるだろうと見込んでいた。オンライン商談会はリアル商談会(従来の工業メッセの形式)のようにはいかず、厳しい」と語った。一方でアクセス数は徐々に増加傾向にある。

今年度の工業メッセは新型コロナウイルスの感染拡大状況をにらみつつ、例年通りに諏訪市の諏訪湖イベントホールを会場とした工業見本市の開催を目指したが、終息が見えない中で開催による人の往来が感染を地域に広げるリスク、コロナ禍で出展辞退社が増え、規模縮小を余儀なくされた場合に「ビジネス効果が見込めなくなる」といった懸念から8月6日に中止を決めた。すぐに代替案の検討に着手し、オンライン商談会の開催にこぎつけたが、周知時間が不十分な中でスタートを切らざるを得なかった。

工業メッセで「(販路開拓を目指す出展企業の)大きな武器となっていた」(同実行委)とされる、自社技術をポイントを絞って紹介する「わが社のひとわざ(一技)PR」シートもオンライン商談会では「こちら側(実行委)が期待していたほどではなかった」と認めた小坂本部長。「例えば医療関係(の取引先)を求める『来場者』に的確な切り口で情報を伝える工夫が必要」との認識を示し、改善を急ぐ。

会議ではこのほか、来年1月20日の記念講演会について今後も感染拡大が続いた場合にオンライン配信のみとする。来年の工業メッセは従来の「リアル展示商談会」での開催を目指す。

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