リニア残土受け入れ 中川村長が意向表明

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半の沢の埋め立て計画を了承する意向を表明した宮下村長

中川村の宮下健彦村長は9日夜、JR東海のリニア中央新幹線トンネル掘削工事などで発生する残土を村内の半の沢に埋め立てる計画について、了承する意向を表明した。3年にわたるJR東海や県との協議の末、「村として技術的な検証を理解し、(双方の)安全管理への姿勢を確認した」と強調。今年度内での県との協定書(確認書)締結を目指し、盛り土や施設の管理などに関して詳細な協議を進めていく方針だ。

計画では、半の沢を最大40メートルの高さまで埋め立てて、県道松川インター大鹿線を盛り土の上に付け替える。面積は約4.8ヘクタールで、盛り土量は約53万立方メートル。地下水を排水するために盛り土内に集水用井戸を設けて水路でつなぐほか、沢の上流部には砂防えん堤を設置。盛り土下層部にはセメントを混ぜた硬い土を敷設し安定させるなど、安全策を講じる。

盛り土の安全管理については、工事から盛り土の長期的な安定性が確認されるまではJR東海が、確認後以降は県が担うことになっている。

同日夜の村リニア中央新幹線対策協議会で計画了承の理由に言及した宮下村長は「半の沢盛り土と土砂止めえん堤などの施設を、一体で永久に管理する県の意思を確認している」と述べた。

計画了承の前提としていた下流域の渡場地区の住民の意向については、11月の住民説明会や県による詳細図面の閲覧会などを踏まえて判断。「一部反対意見はあったが、おむねの理解は得られたと考える」と述べた。「住民の不安や疑問などを少しでも減らしていけるよう、県やJR東海、関係機関と引き続き協議を行う」としている。

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