新産業で描く将来像 伊那市が来年5月フェス

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伊那市がモバイルクリニック事業で使用する移動診察車

伊那市は、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)など新産業技術を活用して地域課題の解決を図る取り組みを紹介する「新産業フェス in INA VALLEY」を来年5月15、16日に市役所やその周辺を会場に開く。シンポジウムや展示、実演を通じ最先端の技術を楽しみながら学ぶ。新産業技術の社会実装を見据え、地域の在り方や市の将来像について市民に考える機会を提供するとともに、行政とテクノロジーを組み合わせた「GovTech(ガブテック)」の中心地として発信していきたい考えだ。

市によると、フェスは「聴く」「見る」「試す」の3本立て。「聴く」では、テクノロジーとの共生をテーマにシンポジウムを行い、基調講演やパネル討論を通じて地域の将来像を考える。「見る」では、企業関係者によるレクチャーやブース展示により地域課題の解決に向けた取り組みや方策を学ぶ。

また、「試す」では、小型無人機ドローンを使った配送や、移動診察車による「モバイルクリニック」など同市で始まっている取り組みを紹介。実際に「見て、触れて、試してもらう」。

さらに、仏ナビヤの自動運転車「ARMA」の試乗体験会や、米ボストンダイナミクスの四足歩行ロボット「Spot」の実演も予定。世界的にも注目される最先端の技術を体験できる。

事業費は1億5000万円を見込んでいるが、企業版ふるさと納税制度を活用し企業から寄付を募って捻出する計画で、市費の持ち出しはないとしている。

市は16年度に市新産業技術推進協議会を発足させ、先端技術を活用して産業振興や地域課題の解決を図る取り組みを積極的に進めている。こうした取り組みが高く評価され、「日本ICT教育アワード」や「MaaSアワード」など今年度だけで五つの賞を受賞している。

市企画部は「伊那市における取り組みの有益性を市民の皆さんにも認識してもらいたい」と話している。

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