リニア開通へ景観づくり 上伊那連携協「ロードマップ」作成

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上伊那地域景観行政連携協議会(事務局・県上伊那地方事務所建築課)は、2027年のリニア中央新幹線開通を見据え、地域全体で景観づくりを進めるための「ロードマップ」(行程表)を作成した。リニアの整備効果を地域振興に生かす「上伊那地域将来ビジョン」に基づく取り組み。リニア開通5年前となる22年までに組織や施策を整え、開通に向け県や市町村が連携して取り組む考えだ。

同ビジョンは 上伊那広域連合が14年3月に策定し、道路整備、景観の形成、移住・定住促進、 広域観光推進の四つのまちづくり案を提示。景観については「上伊那にはアルプスに抱かれた優れた自然環境や、特色ある街並み、地域の歴史・文化を形成している建物など、保全すべき景観資源が多くある」とし、地域全体で景観づくりに取り組む必要性が指摘された。

その実現に向けて同ビジョンでは▽「おもてなし」の景観づくり▽「住みたいまち」への景観づくり▽「地域の資源」を活かす景観づくり▽リニア県内駅及び駅周辺の景観づくり-の四つのテーマを掲げ、官民一体で推進する方針を打ち出した。これを受け、上伊那8市町村、上伊那広域連合、上伊那地方事務所は実務者レベルによる協議会を15年2月に設置し、具体的な施策を検討してきた。

ロードマップではまず「市町村ごとの景観づくり」として各市町村の特徴を生かしたきめ細かな景観づくりを進めていくため、全市町村が景観行政団体に移行し、自らの景観条例などによる主体的な取り組みを進める。景観育成住民協定地区の支援や協定締結の促進なども図る。

また、「広域連携による景観づくり」 として実効性のある連携組織を整え、幹線道路沿線の統一的な景観づくりとともに、 広域農道をモデルラインとして 看板デザインの設置を進める「三風の会」とも歩調を合わせ、広域的な公民連携を推進する。3月中には地域住民を含めた「上伊那おもてなしルート景観協議会」を設置する予定だ。

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