鹿の角キーホルダー委託販売 米沢小5年

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19日から学区内の2店舗で販売を始める「鹿の角キーホルダー」をPRする茅野市米沢小の5年生

茅野市米沢小学校の5年生は19日から、ニホンジカの角を使って制作してきた「鹿の角キーホルダー」を、学区内にある「たてしな自由農園茅野店」と「セブン-イレブン茅野米沢店」に委託して販売する。稲作学習をきっかけに農作物の獣害を知り、捕獲個体の命を最大限活用する大切さを学んだ2学級の42人。鹿の角と黒曜石を組み合わせた縄文文化を感じられる商品を生み出した。

市独自の教科「縄文・市民科」の一環で取り組んだ。野生動物による農作物被害の現状や、集落や田畑での対策についても学習。捕獲した鹿の肉や皮、角を無駄なく活用している米沢地区の猟師の話を聞き、「縄文の里」と絡めた加工品作りに乗り出した。

材料となる鹿の角は地域の猟師や住民が提供。工程は岡谷美術考古館(岡谷市)の職員に習った。▽ものづくり▽販売▽生産管理-の三つのグループに分かれ、加工や組み立て、ポスターの作成、包装などを開始。鹿の角は輪切りにして中心をくり抜き、特殊な液体で黒曜石の破片を組み込んだ。

ストラップ部分に鹿革のひもを使った物と、手芸用の組糸を用いた物と2種類の商品を作り、学習過程を記したチラシを同封して1個200円で販売する。100個の納品を目標に17日も制作を続けた児童たち。ものづくりグループで、やすり掛けを担当する男子児童は「完全にピカピカにしない。少し汚れを残して本物の角っぽさを出す」とこだわりを語った。

「ポスターは目を引くデザインにし、材料や編み方も分かるようにしました」と販売グループの一人。感染症の影響で対面販売は中止したが、「皆で一生懸命作ったので、ぜひ買ってください」と地域に呼び掛けていた。

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