労災昨年上回るペース 諏訪地域過去5年で最多

LINEで送る
Pocket

諏訪地域における今年の労働災害(休業4日以上の死傷災害)が昨年を上回るペースで推移していることが岡谷労働基準監督署の調べで分かった。10月末現在で昨年同期比16件増の133件で、過去5年間で最多となっている。同労基署では、積雪や凍結により事故発生の危険が高まる厳寒期に向けて、注意を促している。

同労基署によると、6月までは昨年同期比15件減の57件だったが、7月以降に労災事故が増加したという。「特定の要因については不明」としているが、業種別に見ると、小売業が6件増の27件、清掃業が7件増の9件、社会福祉施設が3件増の14件と増加が目立っている。

近年は高齢者が再雇用やパートなどで働くことも増えていることから、60歳以上の事故発生件数は29件から39件に増加し、全体の約3割を占めた。

段差の踏み外しや通路の障害物でのつまずき、床で滑るなど、不注意が原因の転倒災害が多く発生。商品を積んだかご車の車輪が不具合を起こして倒れるなど、用具の点検不足が原因の場合もある。社会福祉施設では、介護中に発生する腰痛がほとんどとなっている。

同労基署では、これからの時期は凍結が原因の転倒災害が起こりやすいことに加え、年末の大掃除で発生する事故もあるため、各職場に注意を喚起。安全管理者や衛生管理者を中心に「基本に立ち返り、職場環境を整える4Sの徹底と、危険箇所の点検、再確認をしてほしい」と呼び掛けている。

おすすめ情報

PAGE TOP