市などに手作り絹マスク寄贈 岡谷南部中3年

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神戸さんに贈ったシルクマスクのひもを調整するグループの代表生徒

総合学習の一環として特色あるマスク作りに取り組んだ岡谷南部中学校3年生のグループ15人が22日、国産の生糸で織られた反物を材料にしたシルクマスクを市と反物を提供した神戸昭雄さん(91)=下諏訪町=に贈った。生徒と教諭が1人1枚ずつ手作りしたもので、グループの代表3人が市役所を訪れ、岩本博行教育長と神戸さんにそれぞれマスクを手渡した。

同校3年生は今年度、総合学習の一環として「地域活性化プロジェクト」と銘打った活動を5グループに分かれて展開。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、マスク作りグループでは自分たちで考えた特別なマスクを寄贈することにし、手作りした133枚を市内の保育園や福祉施設などに贈っている。

シルクマスクはその第2弾として企画。岡谷蚕糸博物館の高林千幸館長に相談したところ、素材として神戸さんの反物が提供された。神戸さんは岡谷の製糸業をけん引した丸興工業の元常務取締役。退職に合わせて「孫に着物を作ってあげよう」と1993年ごろに自社の生糸を使った反物を購入したが、日の目を見る機会はなかったという。素材として有効利用してもらおうと今年、同博物館に託した。

来庁した生徒らは市に15枚、神戸さんに1枚の手作りマスクを寄贈。岩本教育長は「岡谷のブランドであるシルクを素材にした素晴らしいマスク」と感謝し、神戸さんは「家で寝かしておいてももったいない。役に立ててうれしい」と話していた。

グループのリーダーを務める生徒は「岡谷のことを知ってもらい地域を支えようと励み、丁寧に作り上げた」とし、有効活用を期待した。市は年明け以降、市内小中学校に転入してくる児童生徒にマスクを1枚ずつプレゼントする方針だ。

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