市長に再生エネ条例化を提言 諏訪市社文教

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金子諏訪市長(左)に政策提言書を提出する吉澤委員長ら市議会社会文教委員

諏訪市議会社会文教委員会(吉澤美樹郎委員長、7人)は22日、再生可能エネルギーに関する条例制定の実現に向けた政策提言書をまとめ、市役所の金子ゆかり市長に提出した。太陽光発電施設などの設置に関して規制区域の指定や届け出制を盛り込んだ条例の早期制定を市側に求める内容で、金子市長は「私権の制限に関わる部分は研究しないといけないが、前向きに検討したい」と述べた。

政策提言は市民との意見交換の成果を反映し、合意できる議会の「総意」を市に届ける試み。社文委は、霧ケ峰下のメガソーラー建設計画に反対する市民団体が提出した「太陽光発電設備に関する条例制定を求める陳情」を不採択後、再生可能エネルギーの利用と自然環境や景観の保全が「共生」できるルール作りを模索。7月から本格的に検討を進めてきた。

提言は10項目で、条例制定のために▽広く市民の意見を聞き、早期施行の実現に努める▽自然・生活環境及び景観などの保全を目的とした規制区域の指定を検討する▽施設の設置は届け出制とし、必要と定める部分は市長との事前協議を義務付ける▽条例の違反者への対応を定める―ことなどを求め、条例案策定過程での議会報告も要請した。

政策提言には伊藤浩平議長も同席。吉澤委員長は「条例案の議員提案も検討したが、早期にまとめるには行政の専門的な能力が必要だと判断した。再生可能エネルギーの推進も考えて諏訪市らしい条例を検討してほしい」と語った。金子市長は「憲法や法律、県や市の条例とのすり合わせが必要になるが、提言の趣旨は理解できる。前向きに検討したい」と述べた。

吉澤委員長は閉会後の取材に対し、「できれば2021年度中の成立を望むが、市民の意見を丁寧に聞く必要もあると思う。最長でも議員任期中(23年4月まで)に成立するよう働き掛けていきたい」と話した。

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