地元パン店に景観配慮の案内看板 新山小6年

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感謝の気持を込めて作った案内看板を手にする新山小の6年生。手前は根橋さん親子

景観保全を図りながら子どもたちの郷土愛を育む活動「新山大好きプロジェクト」に取り組む伊那市新山小学校の6年生が、活動の一環で地元のパンの店「パンキエスト」の案内看板を作り替えた。同店とは3年次から学習を通して交流があり、卒業が近づく児童たちが、景観に配慮した茶色の案内看板を、感謝の気持ちを添えて作った。贈呈式は23日、同校で行われ、来校した店主の根橋麻理子さん(40)に4人の児童が手渡した。

伊那谷に合った統一デザイン「三風モデル」の看板を広める産官学の組織「三風の会」や、産官学の連携でキャリア教育を推進する「郷土愛プロジェクト」の支援を受けた活動で、同校では今年3月に始動した。2019年度の卒業生から活動を引き継いだ現6年生は今年度、地区内数カ所の看板を、所有者の許可を得て塗り直し、整備してきた。

パンキエストの根橋さんは総合的な学習の時間にパン作りを学んだ外部講師で、今も交流を続けている。根橋さんは出産・育児のため、現在店の営業を休んでいるが、児童たちは「赤ちゃんの誕生のお祝いと今までのお礼をしよう」と案内看板の作り替えを申し出た。

案内看板は縦約40センチ、横約90センチ。キリ材で、三風モデルに準じた茶色に塗られ、糸のこぎりで切り出したロゴが取り付けられている。児童の一人は「新山を活性化するために来てくれたパン屋さんを応援したかった。この看板で、もっともっと新山の活性化につなげてほしい」と思いを伝えた。

生後4カ月の長男を連れて来校した根橋さんは「すてきじゃない。裏もできてるの、すごーい」と歓声を上げると、「こんなに立派な看板を作ってくれて、私も頑張らなきゃね」と話した。周りを囲んだ児童たちは「これが色あせたときは、僕たちを呼んでくれれば塗り直します。新山小を卒業した後でも、連絡をくれれば行きます」と元気よく応じていた。

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