コロナ禍での意識調査まとめ 県教組上伊那支部

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コロナ禍に伴う休校期間中の生活実態や意識について、県教職員組合上伊那支部が、上伊那地方の小中学生と保護者に調査したところ、友達との関わりを望む声が多く、人とのつながりを大切にしていることが分かった。学校が再開して良かったことで「友達と遊べること」と答える子どもの割合が最も高く、保護者の思いとも重なった。一方で、新しい生活様式への関心も深く、「どう両立させるのか課題が浮き彫りになった」としている。

アンケート調査は「今を前向きに過ごすために」をテーマに、2020年3月から5月にかけての休校期間中、子どもと保護者が考えていたことや家での過ごし方を把握する目的で、7月に実施。9校の小学5年生と中学2年生計683人を対象とし、632人から回答があった。

年代別にみると、学校が再開して良かったことで、小学生は「友達と遊べること」が73%と圧倒的に高く、次いで「勉強」16%、「給食」6%。中学生は「友達と遊べること」が56%、「部活動・クラブ活動」28%、「勉強」7%と続いた。

休校中の悲しかったことについて(複数回答)聞いたところ、どちらの年代も「友達に会えないこと」が最も多く、小学生が319人、中学生が182人に上った。「家の中だけで過ごすこと」「部活動やクラブ活動ができないこと」の回答も目立ち、学校生活で友達と過ごす時間を失った子どもの複雑な心情が読み取れる。

休校中の楽しかったことでは、小中学生とも「ゲーム」が最多。小学生は次いで「家族と過ごすこと」の割合が高かったのに対し、中学生は「PC・タブレット・スマホ」となった。ゲーム機やスマートフォンを使用する時間が増え、依存傾向を心配する声も寄せられた。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに「最も大切にしていきたいこと」は「新しい生活様式」がそれぞれ最多となり、小学生が50%、中学生が35%。子どもたちにも感染症対策への意識が浸透していることがうかがえる。

小中学生の保護者を対象にしたアンケートには計421人が回答。学校が再開して良かった点は「子どもと友達が関われること」が4割を超えた。最も大切にしてほしいことでの自由記述でも、「人と人とのつながり」や、「差別をしないこと」などの意見が目立った。

結果はアンケート冊子の上伊那教育白書にまとめ、1万3500部作成。上伊那地方の全51校と県伊那養護学校を通して各家庭に配布した。

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