桃山陶器に焦点 2日からサンリツ服部美術館

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1月2日から始まる「桃山陶器-日本のやきもの革命」展

サンリツ服部美術館(諏訪市)は、新年1月2日から企画展「桃山陶器-日本のやきもの革命」を開催する。1万2000年に及ぶ日本の焼き物文化の中で、最も大きな変革期を迎えた桃山時代に焦点をあて、茶わんなど約50点を紹介する。3月7日まで。

世界有数の”やきもの文化”を誇る日本。当初は祭祀(さいし)に使用した器や食器などが中心だったが、鎌倉時代になると中国陶磁が上流階級の人たちの間で使われるようになり、最初の変革が起こる。さらに桃山時代になると、茶人たちによって日本の焼き物にも価値が見いだされ、各地で生産が盛んに行われるようになった。

朝鮮半島からの技術者により新たに登場した窯では大量生産が始まり、釉薬(ゆうやく)も改良され、さまざまな色彩の器が短時間で生み出されるようになった。この時期、日本の焼き物は目覚ましい発展を遂げている。

同展は、日本陶芸史の中でも最も大きな変革期を迎えた桃山時代の焼き物に着目。4章に分けて、美濃や九州地方、代表的な備前、信楽などの焼き物を収蔵品から厳選して展示する。

初公開の「志野茶碗 銘 岩橋」は高麗茶碗の影響を強く受けた作品。十文字に切った割り高台が特徴。また、「織部四方蓋物(おりべよほうふたもの)」は色の濃い緑釉が掛けられ、白地の部分には辻が花と呼ばれる文様が軽妙な筆遣いで描かれている。同美術館では「今も多くの人々を魅了する桃山時代の個性豊かな焼き物の世界を楽しんでほしい」と話している。

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