駒ケ根市が「ものづくり産業ビジョン」策定

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駒ケ根市は市内製造業の将来を展望した「ものづくり産業ビジョン」を策定した。経済のグローバル化や人口減少、高速交通網の整備といった環境の変化に対応し、今後の方向性と取り組みを示す内容で、計画期間は今年度から5年間。ビジョンの実現に向けた取り組みにより、年間の製造品出荷額等を2014年の実績比で396億円増の1680億円、工場等の立地件数は11~15年度の累計実績を3件上回る5件とすることを基本目標に掲げている。

市では市内製造業を対象に実施したアンケートや商工団体への聞き取り、意見交換などを通じて企業の生の声を拾い、ものづくり産業の現状と課題を分析。今後、取り組むべき分野や重点事業をビジョンにまとめ、23日に開いた市議会全員協議会で説明、承認された。

同ビジョンでは▽次世代成長産業の振興、中小企業の経営基盤強化▽企業誘致、雇用の確保▽人材確保、育成―の3点を市が取り組むべき重点分野に設定。これに付随して次世代産業創出に向けた新製品・新技術開発支援の強化、JICA駒ケ根を生かした中小企業の海外販路開拓支援、雇用の場の拡大に向けたテレワークの推進、地元の高校・大学・企業の連携による人材育成支援など12項目を重点事業に掲げている。

集中して支援する次世代産業分野には「医療・介護・健康関連」「自動車関連」「FA機器システム」「バイオ、食品、農業関連」などを挙げ、支援機関や教育・研究機関などを有効活用しながら、次世代につながるものづくり産業の振興を目指していく。

杉本幸治市長は「ものづくり産業を取り巻く環境は厳しさを増しているが、一方で新たな公共交通網を生かした発展の可能性も秘めている」と指摘。環境の変化に対応していくことで「競争力を一段と高めていきたい」と意欲を示した。策定したビジョンは今後、市のホームページで公開される。

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