「初期中山道」に案内看板 岡谷-小野宿

LINEで送る
Pocket

塩嶺王城観光開発協議会が「初期中山道」に整備した案内看板

岡谷市、塩尻市、辰野町でつくる塩嶺王城観光開発協議会は、開道後十数年で廃道となった江戸時代初期の街道「初期中山道」の一部の区間に、案内看板を設置した。協議会が主催するイベントを通じて近年、ウオーキングコースとしての人気が高まっているといい、分岐点を中心とした12カ所に設置。事務局の岡谷市商業観光課は、ウオーキング環境の整備により来訪者の増加を期待している。

初期中山道は下諏訪町から岡谷市の東堀、小井川、岡谷を通り、三沢から小野宿を経由して牛首峠を越え、塩尻市の桜沢に至る全長約26キロの道。慶長6(1601)年から元和元(1615)年ごろまで中山道の本道として利用された。

協議会では毎年秋に初期中山道の一部をコースにしたウオーキングイベントを開催。例年県内外から100人前後の愛好者が訪れるが、近年のウオーキング人気や健康志向の高まりを受け、2019年のイベントには約150人が参加したという。

看板設置区間は、岡谷から小野宿までの約10キロ。沿道には往時をしのばせる一里塚や石碑などがあるが、分岐点などでは一部道を間違えやすい箇所があったという。協議会では今年度、より親しみやすい街道を目指して案内看板の設置を計画した。

事業費は100万円。東日本鉄道文化財団地方文化事業支援の助成金を活用して整備した。周囲の景観にも配慮し、支柱部分には県産のカラマツを使用している。事務局は「イベントのときだけでなく、一年を通じて楽しんでほしい。往時の趣を感じながら歩いてもらえたら」と呼び掛けている。

おすすめ情報

PAGE TOP