老朽化7橋撤去方針 富士見町

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2024年度の撤去を予定する富士見区内の鉄道橋「中学校橋」

富士見町は橋梁の長寿命化計画に基づき、老朽化した橋の撤去に向けた取り組みを始めた。撤去を予定するのは鉄道、高速道に架かる7橋。周辺住民への説明会を順次開き、理解を求めていく。

今年度までに町内全181橋の点検をし、うち23橋が「機能に支障が生じる可能性があり、早期措置が必要」と診断された。計画はこの結果を踏まえて昨年6月に策定。鉄道に架かる中学校橋、乙事橋、母沢橋の3橋、高速道に架かる長尾根橋、千日橋など4橋を撤去の方針とした。

振り出しはJR富士見駅西側の鉄道橋「中学校橋」で、2024年度に予定。すでに昨年末に周辺住民への説明会を開いた。同橋は1950年代の築で、建造から60年超を経て劣化が著しく、5年前には床板裏のコンクリートが剥がれる事故が発生。落下防止ネットを張る緊急防止策を講じて延命を模索したが、応急工事費に6億円を要する試算となったためやむなく撤去へ方針を転換。2020年4月からは車両の往来を止め、歩行者のみの利用としている。

住民説明会では、撤去による不便を訴え、代替の交通路確保を求める声が強かった。町は公共施設とインフラの維持管理、更新で今後、年間約23億円、総額約920億円を要する見通しを示して理解を求めた。

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