諏訪地方の方言若い人たちにも 小松寛和さん

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同級生の小松さんが製作した冊子を手にする中野欣一さん

旧諏訪郡長地村(現岡谷市)出身の小松寛和さん(91)=神奈川県大和市=が、諏訪地域の方言をまとめた冊子「長野県諏訪郡長地村を主とした諏訪地方の方言」を製作した。自身や家族などが使っていたという約250種の方言を紹介している。冊子は岡谷市長地柴宮の郷土学習館に寄贈され、来館者に公開されている。

小松さんは19歳で上京。故郷を離れた後も毎年帰省していたが、徐々に慣れ親しんだ方言を聞くことが少なくなったと感じ、自分が生きている間に方言を記録に残そうと冊子の編集を思い立った。10年ほど前から記憶している言葉を書き出し、方言かどうか確認する作業を進めてきた。

冊子はB5判12ページの白黒印刷。2020年1月に初版を製作、その後修正を加えて8月に改訂版を10部作り、現在も親交がある同級生の中野欣一さん(91)=同市長地柴宮=に贈った。その後冊子を見た中野さんがより多くの人に見てもらいたいと考え、12月に同学習館へ2部寄贈した。

冊子には小松さんが長地村で暮らしていた際、日常生活で耳にした方言を50音順に掲載。いたずらを意味する「ごた」や、相手を呼ぶ際に使う「おめさま」などが並べられている。

小松さんは「諏訪にはたくさんの方言がある。ぜひ若い人たちにも知ってほしい」と期待。中野さんは「読んで昔のことをいろいろと思い出した」とし、「親近感が湧くのが方言の魅力。いろんな人に読んでもらいたい」と話している。問い合わせは同学習館(0266・26・7545)へ。

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