2021年1月15日付

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温度の急激な変化に伴って血圧が大きく上下し、最悪死亡するケースもある「ヒートショック」。冬場の入浴時に多発するとされ、近年は交通事故による死者数よりも多く、社会問題になっている。高齢者は特に注意が必要と呼び掛けられている▼冬季に安全に過ごすにはどうすればよいか。対策として入浴前に脱衣室や浴室を暖める、湯温は41度以下で風呂に漬かる時間の目安は10分程度、浴槽から急に立ち上がらない-といった項目が挙げられている。そして、やはり食事直後や飲酒後の入浴は避けることが欠かせない▼以前、住宅メーカーの担当者と話した際、室内温度のムラをなくすことでヒートショックがもたらす健康リスクを低減していると聞いた。古材の再利用を提案する企業の関係者は、断熱性能の高い「エコハウス」造りでは、部屋によって異なる温度のムラをできるだけ少なくすることを目指していた▼ヒートショック防止へ特に大切なのは、脱衣室と浴室との温度差をなるべく減らすことらしい。昔ながらの家屋は脱衣所が寒く、温度差が大きい家も少なくないだろう。暖房器具で暖めるなど工夫が求められそうだ▼住宅メーカーは、家づくりの内容によっては健康寿命の延伸につながる-とPRに余念がない。暖冬だった昨季と異なり、一定の冷え込みがあり、冬らしさを感じるこの頃。寒い冬に適した住宅がもっと広がるといい。

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