区内安全願い「でえもんじ」 伊那市上戸

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西箕輪上戸の「でえもんじ」。色紙袋「巾着」などの飾りを付けた柱を立てた=14日午前5時すぎ

伊那市西箕輪の上戸で14日早朝、厄よけや区内安全などを願う小正月の行事「でえもんじ」があった。区民約40人が参加。華やかに飾り付けた長さ約12メートルの柱を集落中心部の道祖神の脇に立てた。

午前5時前から太鼓の音が響く中、区民たちがもみ穀を詰めた色紙袋「巾着」を持って集まり、色紙を竹串に巻き付けた「花」や巾着、「天下泰平」「五穀豊穣」などと書いた飾り箱を柱に取り付けた。男性たちが「せーの」と掛け声を合わせて柱を持ち上げ一気に立て、柱が垂直になると「きれいだ」「やはり大きいな」などと声が上がった。

行事は新型コロナウイルスの感染対策を講じて行った。上戸南部実行部長の鈴木孝敏さん(67)は「区内安全はもちろん、コロナが終息して平穏な日常が戻るよう願いを込めて立てた。これからも伝統行事を継続していきたい」と話した。
 上戸のでえもんじ祭の起源ははっきりしないが、市内で唯一行われ、規模が大きいことでも知られる。柱は20日早朝に下ろし、巾着と花は各家庭で持ち帰り神棚に備える。

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