2016年08月26日付

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数々の感動とドラマを生んだリオデジャネイロ五輪が幕を閉じた。熱い17日間。日本勢の活躍とメダルラッシュが鮮烈だった▼卓球女子団体の銅メダルはとりわけ心に残る。エース石川佳純選手の奮闘。伊藤美誠選手は15歳と思えない堂々たる戦いぶり。それに福原愛選手。3人の強い結束が伝わってきた。福原選手の「本当に苦しいオリンピックでした」の言葉と涙が印象的だった▼その3位決定戦。どんな競技でも応援している選手、チームの対戦相手を無人格化して見てしまいがちな筆者の姿勢を見詰め直す機会にもなった。対戦したシンガポールの選手も日本の3選手と何ら変わりない。得点すればガッツポーズし、失点すれば悔しがった。ベンチでも監督やチームメートが手をたたき、コート上の選手を鼓舞した▼バドミントン女子は、ダブルス決勝で高橋礼華選手、松友美佐紀選手ペアにデンマークのペアが土壇場の逆転負け。シングルスでは、大町市出身の奥原希望選手と対戦予定だった3位決定戦を、中国選手がけがで棄権した。その悔しさ、無念さはどれほどだったかと思う▼4年後は東京に五輪がやってくる。地元開催だけに、日本の応援に一段と力が入るだろう。ただ、ホスト国の一員として、たとえ日本を破った相手だったとしても勝者を素直にたたえ、日本が勝利した相手であっても敗者をいたわる気持ちを忘れないようにしたい。 

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