南信初スマートIC起工 中央道小黒川

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伊那市は25日、同市西町の中央道小黒川パーキングエリア(PA)に整備する「小黒川スマートインターチェンジ(IC)」の起工式を現地で開いた。自動料金収受システム(ETC)専用のインターチェンジで、県内5カ所目、南信では初めて。来年9月末の供用開始を予定し、防災対策や産業・観光振興、リニア中央新幹線県内駅へのアクセス向上などの効果が期待される。

市特定道路整備推進課によると、小黒川スマートICは上下線に整備し、24時間運用で両方向とも乗り降りできるフルインター形式を採用。ETC専用の料金所や接続道路を設け、上下線とも小黒川PA北側の市道荒井横山線と接続する計画だ。

1日当たりの利用台数は上り(東京方面)900台、下り(名古屋方面)700台を見込む。事業費は用地費を含めて約14億8000万円。うち約4億円を市が負担し、接続道路などを整備する。一昨年8月に市道と高速道を接続するための「連結許可」を国土交通省から受け用地買収などを進めてきた。

小黒川スマートICは市が富士塚グラウンド北側に整備した広域防災拠点に近接し、災害時には被災地への救援活動や物資輸送に活用。高遠城址公園(同市高遠町)の観桜期には渋滞解消や観光地へのアクセス時間短縮による観光客増加を見込む。

また、市内工業団地の利便性が高まることで企業誘致や雇用創出に寄与。2027年のリニア開業も見据え、飯田市に建設される県内駅とのアクセス機能強化で東京、名古屋の大都市圏への所要時間短縮が図られ、観光客誘致や移住定住促進につながることも期待されている。

起工式には市、国、県、中日本高速道路、建設会社の関係者など約30人が出席。白鳥孝市長はスマートICの整備効果を改めて強調した上で、「伊那市の地域振興がさらに加速するよう期待する」とあいさつした。

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