コロナ退散願い「羽広獅子舞」奉納 仲仙寺

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「コロナ退散」の願いも含め雌雄一対で舞い合わせを奉納する「羽広獅子舞」の保存会員=伊那市西箕輪の仲仙寺

伊那市西箕輪羽広に伝わる「羽広獅子舞」(市指定無形民俗文化財)が17日、仲仙寺本堂で奉納された。地元の住民でつくる羽広獅子舞保存会が、雌雄一対の獅子による5種類の舞い合わせ「阿吽の舞」を披露し、五穀豊穣や地域繁栄を祈願した。

保存会によると獅子舞は1613年、同寺の再興を祝って舞ったのを起源とし、今年で408回目の奉納。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、例年行う地区内の巡行をやめて、本堂で舞い合わせだけを行った。

奉納では、保存会の重盛正名誉会長(72)が「世界中のコロナが、どこかへ飛んでいくように願って舞いたい」と口上。夫婦の獅子が、幣束や錫杖を振って豊作を願う「豊穣の舞」や、剣を手に悪魔を追い払う「剣の舞」などを順番に披露した。

保存会の山口光志副会長(43)は「コロナが流行し、今年は開催していいのか本当に悩んだ。知る限りで過去に中止した言い伝えはなく、伝統を途切れさせてはいけないという声も上がり、舞い合わせを実施した。皆さんの協力に感謝したい」と述べた。

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