IT活用提案競う 伊那でアイデアソン始まる

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ITの活用によるものづくり現場の課題解決に向けて意見を交わす参加者

IT(情報技術)を活用してものづくり現場の課題解決を目指す「ものづくり現場アイデアソン in 伊那」(伊那市新産業技術推進協議会スマート工業部会主催)が19日、市産業と若者が息づく拠点施設「allla(アルラ)」で始まった。オンラインを含め地元企業の従業員とITエンジニア10人が参加。同日と2月2日の2回の日程で、課題の抽出とITの活用法について考える。

アイデアソンは、アイデアとマラソンを組み合わせた造語で、新たなアイデアを生み出すため、グループ単位でアイデアを出し合い、その結果を競うイベント。中小の製造現場ではITを活用するためのノウハウや人材の不足が課題となっていることから「製造業における新産業技術の担い手育成・確保事業」として初めて企画した。

一般社団法人AI・IoT普及推進協会代表理事兼事務局長の阿部満さんがファシリテーター(進行役)を務め、この日は東京からオンラインで進行。参加者は3チームに分かれ、仮想企業での演習に取り組んだ。金属曲げ加工を行う製造業という設定で、「納期短縮」「検査工程のコスト削減」「設備の稼働率向上」などの課題があり、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の導入による解決を考えた。

次回は地域のものづくりの課題をテーマにアイデアソンを実施し、各チームの発表、審査、表彰式を行う予定。地域産業に広く活用できたり、革新性の高いアイデアが創出されたりした場合には、次年度以降に市が実現に向けたプロジェクト支援を行う可能性もあるという。

阿部さんは「勘と経験をデジタル化したり、データを集めてビッグデータ化したりすることでボトルネックを解消し、生産性を上げる」とIT化のメリットを説明した。参加者は「人手不足の課題があり、自動化の導入について学びたい」「自社のカイゼン活動に生かしていきたい」などと話していた。

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