調べる学習コンクール 宮澤さん文科大臣賞

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井上井月についてまとめた作品を披露し、文部科学大臣賞受賞の喜びを語る宮澤宏治さん

本などから調べたことをまとめる公益財団法人図書館振興財団(東京)主催の「調べる学習コンクール」で、幕末から明治にかけての伊那谷とゆかりの深い俳人・井上井月についての作品を執筆した宮澤宏治さん(58)=駒ケ根市中央=が、最高賞である文部科学大臣賞(調べる学習部門大人の部)を受賞した。宮澤さんは「1番になるとは思わなかったのでうれしい」と話している。表彰式は来月27日、オンライン形式で実施の予定。

コンクールは、参加者がそれぞれ設定したテーマについて追究し、読解力や思考力などを磨くことを目的としている。24回目を迎えた今回、全国から計6万3千点以上の応募があった。

井月は伊那谷を漂泊した俳人。宮澤さんは井上井月顕彰会(伊那市)の理事を務め、井月をしのぶ年1回の「千両千両井月さんまつり」の開催などに携わっている。また、駒ケ根市の中心市街地にある割烹食堂「水車」の代表社員でもあり、井月の名を冠した丼物やそばの料理を提供している。

コンクールへの応募を決めたのは、十数年にわたって関わってきた井月について「自分なりにまとめてみよう」と考えたからという。郷土史家に取材したり、井月が滞在した家を訪ねて直筆の作品を読み込んだりして、昨夏から2カ月ほどかけてA4用紙約50ページの作品を制作。井月の略歴や旅路、逸話のほか、句から垣間見える当時の伊那谷の暮らしなどについて記した。

また、県内各地に残る井月の句碑をすべて回り、作品の中で写真付きで紹介。「井月のすべての句碑について1冊にまとめられたのは、これが初めてではないか」という。

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