ワカサギ残存量把握 諏訪湖全体で試験捕りへ

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諏訪湖のワカサギ大量死を受け、諏訪湖漁協は25日、ワカサギ投網漁をする約30人の漁師に協力を呼び掛け、9月3、5両日に湖全体で試験捕りを行う方針を決めた。漁協では湖内の定点6カ所で試験捕りをしてきたが、湖全体で投網を打ち、魚の残存量を正確につかむ必要があると判断した。この結果などを基にして今秋の投網漁の対応方針を決める考えだ。

両日ともに午前4~6時に出漁してもらい、捕った魚は全量出荷してもらう。漁協によると、大量死以降、頻度を高めて実施する6定点での試し捕りでは、日ごとのばらつきが大きく「相当な打撃を受けたのは間違いないが、残存量が把握できる状況には至っていない」という。

藤森貫治組合長は「来春の採卵に向けて親魚が残せるかが一番の問題。湖全体での2日間の結果を見て残存量を評価し、他の調査結果も加味して漁や釣りについて最終判断したい」としている。

漁協はまた、24日に環境省と国土交通省、水産庁、内閣府を訪問。大量死問題を報告し、湖底貧酸素を解消する政策や支援を求めた。

各省庁で漁協は、湖底貧酸素の解消に向けては▽湖底部に酸素を投入して有酸素化する▽湖底の貧酸素水を湖外に排出する―の二通りの対策が考えられると指摘。湖心の湖底付近と釜口水門・舟通しをサイホン管で結び、貧酸素水を天竜川に放出することを提案した。

「湖底貧酸素の状況が変わらなければ、大量死が再発する恐れもある」と対策の実行を訴えたのに対し、「できる限りのことをしたい」(佐藤一雄水産庁長官)と回答を受けたという。

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