伊那市の百瀬さん 技術伝えるおはぎ教室

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自宅の調理室で受講者に手作りおはぎの作り方を教える百瀬江子さん(右)=伊那市西町

伊那市出身で、味の良さと見た目の美しさが評判の「手作りおはぎ」を広めようと80歳の時に神奈川県川崎市に進出し、専門店を開いた百瀬江子さん(85)が5年ぶりに帰郷して伊那市西町の自宅で「ももすず おはぎ教室」を始めた。「自分の知識や技術が少しでも役に立てば」と話し、15種類に及ぶおはぎの作り方を教える。

手作りおはぎは、あんこやきな粉をはじめ、ヨモギ、クルミ、桜、ゴマ、紫イモ、ソラマメを原料にするずんだなど種類が豊富。すべて詳細な作り方が決まっており、いずれも教室で学ぶことができる。

新型コロナウイルスの感染対策で、教室は講師の百瀬さんと受講者1人のマンツーマン指導。日曜日を除く月曜日から土曜日に開催する。時間は1回1時間で、受講料は1回2500円。その他、別料金で食材の販売にも応じる。

百瀬さんは長年、伊那市内で夫の政雄さん(享年68)と仕出し弁当を扱う飲食店を経営。夫が亡くなった後の2002年、以前から評判の良かったおはぎを収入源にしようと、自宅横に店を開いた。

百瀬さんが「幸せの玉手箱」と名付けるおはぎの詰め合わせ

その後、14年に箕輪町を訪れたジャズミュージシャンが百瀬さんのおはぎを食べる機会があり、「いい味。東京でも売れるよ」と声を掛けられて一念発起。16年には川崎市高津区へ店を開いた。一方でおはぎ専門店のフランチャイズ化を構想。志のある人たちに作り方を教え、今後開店する店も含め、関東、中京、北海道などに6店を実現した。

こうしたことを経て昨年7月、自身の高齢と首都圏のコロナ感染拡大を理由に帰郷した。百瀬さんのおはぎは、幼い頃から親しんだ母親の味が原点。自然素材にこだわり、添加物は使わない。

百瀬さんは「思い残すことがない人生を送りたい。今のうちに自分の技術を皆さんに伝えておきたい」と話す。問い合わせは百瀬さん(電話090・3585・4330)へ。

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