被害額3億円に迫る 県内2020年の特殊詐欺

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県内で2020年に確認された特殊詐欺被害は前年同数の125件で、被害額は同比24.8%増の2億9678万円余(ともに暫定値)だったことが、県警のまとめで分かった。被害総額は3億円に迫り、キャッシュカードをだまし取る詐欺の増加や高額被害が多発したことが数字を押し上げた要因という。

県警生活安全企画課と捜査2課によると、過去5年で被害件数は2019年とともに最少。被害額は同年の2億3787万円余に次ぐ少なさだったが、依然として3億円近い被害が出ていて同課は被害防止の対策を求めている。

キャッシュカードをだまし取られた被害は前年比19件増の69件で、全体の55.2%を占めた。その他は架空料金請求詐欺41件、オレオレ詐欺11件(うちキャッシュカードをだまし取られたのは4件)など。被害額の内訳は、キャッシュカード関連が計1億343万円余、架空請求が1億3923万円余などとなった。

1000万円を超える高額被害は前年比3件増の7件、被害額を合わせると同比4074万円余増の1億379万円余。最高被害額は2578万円で、茅野市の80代女性が老人福祉施設入居権の名義貸しの手口でだまし取られた。

被害者の年齢は、65歳以上の高齢者が96人で全体の76.8%。年代別では80代が44人、次いで70代が33人。

■コンビニ水際阻止増える

一方で、コンビニエンスストアの水際阻止が増加した。阻止数は前年比65件増の140件、金額では同比843万円余増の1855万円余。前兆事案は同比2493件減の1598件と大幅に減った。新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺被害の発生は県内ではなかったが、前兆事案が56件確認された。

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