「親子防災コート」 色で家族を判別

LINEで送る
Pocket

考案した「親子防災コート」を披露する宮澤さん(左)と北原さん

考案した「親子防災コート」を披露する宮澤さん(左)と北原さん

「親子おそろいの派手な色使いは迷子防止です。安全安心の工夫もいっぱいあります」。手芸や洋裁などを愛好する駒ケ根市北町の北原文恵さん(68)が、友人で市赤十字奉仕団員の宮澤京子さん(56)=同市北割一区=と協力して、「親子防災コート」を考案した。安全な避難と、避難所生活を想定したコートで、大人用、子ども用を作った。

地元の自主防災会で防災に関心を持った北原さんが、子どもや孫の安全を考えて昨年試作。宮澤さんの意見を聞きながら機能を追加した。完成品は目立つ色と柄を使い、大勢の人が集まる避難所でも家族が判別できるように考えた袖無しのペアコート。フードは頭部を守る「防災頭巾」になっていて、綿の代わりにバスタオルを入れてあるのが特徴だ。仮止めしてある糸を切れば、取り外してバスタオルとして使うことができるようにした。

コートの内側には大小のポケット。背中の内ポケットは使い捨てカイロ用で、体に密着する部分に作った大きなポケットは貴重品入れにもなる。子育て中の母親のことを考えた工夫も随所に。ゆったりサイズのため、赤ちゃんをおんぶしたまま着ることができるほか、キルティング素材で仕立てることで、赤ちゃんの体をくるむ「おくるみ」にも使えるようにしている。

「最大の特徴はフードの中にバスタオルを入れたこと。避難所生活を想定し、身体を拭いたり、眠るときの枕として活用できるように考えた」と宮澤さん。北原さんは「個人で着ても機能を感じていただけるが、家族で同じ色のものを着てもらうことに意味がある。避難所や災害現場で力を発揮してくれると思う」と話している。

防災用品として広めていくため、希望があれば、作り方を教える機会を設けることにしている。問い合わせは同市の駅前ビル・アルパ内市民交流活性化センター宮澤さん(電話0265・81・8120)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP