核兵器禁止条約参加求め署名 藤森さん講演

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唯一の戦争被爆国でありながら核兵器禁止条約に背を向け続ける日本の姿勢を批判し、参加を求める藤森俊希さん=諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ

核兵器禁止条約の発効を受け、原水爆禁止諏訪市協議会と市民連合すわは24日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長の藤森俊希さん=茅野市=の講演会を諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで開いた。約40人が参加。藤森さんは唯一の戦争被爆国である日本が条約に背を向け続ける姿勢を批判し、署名、批准を求める署名活動を22日から始めたことを報告した。

藤森さんは2017年3月にニューヨークの国連本部で開かれた「核兵器禁止条約の国連会議」で被爆者を代表して「同じ地獄をどの国の誰にも絶対に再現してはならない」とスピーチし、各国代表に大きな影響を与えた。条約は同年7月に122カ国が賛成して採択され、今年1月22日に発効した。批准国は52カ国。署名国は86カ国で今年中に批准国が70カ国を超える見通し。一方で全ての核保有国と核抑止力に依存する北大西洋条約機構(NATO)加盟国や日本、韓国などは参加していない。

藤森さんは採択の瞬間の喜びを振り返り、被爆者の8割が条約への参加を求めたアンケート調査結果を紹介。発効日の22日に菅義偉首相が国会で「条約に参加するつもりはない」と発言したことを厳しく批判した。日本被団協が16年4月に「核兵器のない世界の実現」を求めて始めた「ヒバクシャ国際署名」が昨年末現在で1370万2345筆に達したことを報告し、「私たちは『核兵器禁止条例の署名・批准を求める署名』に取り組む。多くの仲間と一緒に核兵器のない平和な世界を実現するまで頑張る」と語った。

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